お米習慣2: 「もち麦」のおいしさ
こんにちは、彩です!
前回より3回に分けてお米に入れると美味しいくヘルシーになる食べ物をご紹介しています。
2つ目はこちら【もち麦】
「もち麦」とは大麦の一種。
大麦にはお米のように「うるち性」と「もち性」の2種類の性質があり、この「もち麦」はもち性の大麦のことを指します。食感の違いはプチプチと粘り気が少ないのが「うるち性」、モチモチと粘り気があるのが「もち性」で、その違いは含まれるデンプンの構造の違いによるものです。
また大麦の加工法は大きく3つあるそうです。
1. 丸麦: 外皮をとり表面を削っただけの大麦で、もち性大麦の主な加工法。精麦段階では外皮を一部残しておくのが一般的なので、大麦β-グルカンを多く含むのが特徴。
2. 押麦: 精白後の大麦を蒸して平らに潰したもので、うるち性大麦の主な加工法。丸いままだと吸水率が低く食感が悪くなりがちな大麦を押すことによって表面積を増やし、お米と同じ浸透時間で美味しく炊けるように製造されています。
3. 米粒麦: 米粒大に加工したもので、こちらはうるち性もち性どちらもあります。給食や年配の方への配慮など、お米に「麦」が入っている事を悟られないために使用されるそうです。
成分と効用
もち麦の成分の特徴は何と言っても豊富な食物繊維。100gのもち麦には13gの食物繊維が入っており、これは玄米の約4倍、ゴボウの約2倍。
腸のぜん動運動を活発にする不溶性食物繊維も多く含みますが、特に水溶性食物繊維の分量が豊富で腸内環境を整えるのに役立ちます。
水溶性食物繊維は腸内細菌の餌となるので、麹や味噌、納豆などとともに摂取すると、相乗効果が期待できます。
配分参考:
鍋で炊く場合
- 玄米0.5合
- 白米1.5合
- もち麦 0.25合
- キヌア 0.25合
- お水 2.5合強
お水の分量は火加減やお好みによって調整いただき、炊く前には大体30分以上は寝かせておくと美味しく炊き上がります。
以上、お米を炊く際に取り入れられるお手軽健康習慣【もち麦】のご紹介でした。
次回は【キヌア】について説明していきます。